ええやんメモ

残しておきたい素敵なこと

カイロソフト「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」が楽しかった

伊集院光さんのラジオで熱く推されていた「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」。買ってやってみた。
1日どっぷり時間が溶けてしまった。

バランスのいいドラえもんのシミュレーションゲーム

伊集院光さんの深夜ラジオ「深夜の馬鹿力」を聞いていると、とあるスマホゲームを激推ししていた。

「どら焼きを売るドラえもんのスマホゲームが面白い」

サクサク進むしバランスもいい。寝る時間を惜しんで楽しんでいる。なぜこんなに楽しいのかを知りたくてゲームが好きな芸人に聞いてみたら、どやら開発会社はシミュレーション系のゲーム作りに定評がある会社だとか。

聞けば聞くほど面白そう…ただ買い切りで2,000円のスマホゲーム。

kairosoft.net

 

どうしよう…。

迷う事たった1日。迷っている時間がもったいない、買ってやってみよう。面白くなくても2,000円。1日ご飯を我慢すればトントンだ!ってことで、買ってみた。やってみた。

 

確かに面白い…。

気が付けば1日ドップリはまってしまっている自分がいた。これを面白いゲームだと言わずして、何と言おうか…。

ただ、面白いという感覚の推移にはちょっと波があるというか、いきなりドンと「面白い!」となったわけじゃない。

  1. 初期「なるほど…」
  2. 中期「サクサク進む!店が成長してく!お金が増えてく!!」
  3. 終期「ここから先、どうしよう…」

こんな感じで中期あたりが一番楽しい。終期になると、自分はマンネリと行き詰まりを感じてしまい、そして、それを超えようと言う意欲も残っていなかった。

 

この手のゲームの良い所でもあり悪い所かもしれないのが、ある程度のコツを理解すると作業ゲームになってしまうこと。

1つ1つを楽しむ余裕なんてものはなくて、ひたすらキャラを見つけ、店を広げ、クエストらしきものをクリアしつつ、お金を増やす。それだけのためのゲームになってしまう。

中期はまさにそれで、どんどんキャラが増えるし、店は広がるし、置けるものも増えるし、食材は増えるし…で楽しいんだけど、あまりにも目まぐるしいので1つ1つを味わうことがない。ただただ高速回転。

 

そしてキャラもある程度見つかり、店も限界近くまで拡大し、見つけるべき食材はほとんど見つけ…となってくると、「あれ?」と言う違和感が出てくる。この先、どうやって楽しむんだ?と言う…。

恐らく、店舗レイアウトをあれこれするのが正しい楽しみ方なんだと思う。

店舗内にエリア単位でテーマを設けて、そのテーマにあった装飾や部屋を用意して…というのが終期の楽しみ方なんだと思うけど、スマホゲームでレイアウトをいじくるって結構ストレス。小さいコマをタッチしてあっちいってこっちいってって面倒ったらありゃしない。

そして、自分は壊滅的にレイアウトセンスがない。店舗をどう設計すればいいのかのイメージもないので、ただただモノがランダムに配置されているだけ。(自分の部屋みたいだ…)

この辺りで自分はこのゲームを卒業する時期だな…と悟った。

 

合計するとプレイ時間は約1日半程度。時間に換算すると10~15時間ってところかな?

2,000円でそれだけの時間没頭できるゲームを買えたのなら御の字だと思う。

 

ただシミュレーションゲーム好きは一度は触れておいて損はないゲームであることは間違いがない。シミュレーションゲーム好きが喜びそうな要素がちゃんと盛り込まれている。

出てくるキャラが増えていくというのも藤子不二雄アニメに触れたことがある人ならニヤっとするだろうし、お店に出せる商品は冒険の中で食材を見つけることで増えていくというのも楽しいはず。

商品を増やしたいけど、微妙にそれを作る食材が足りないからまた冒険に出かけて食材を集めてきて…みたいなルーティンは困難を味わうほど成長していく実感を味わえる。

特にお店のレイアウトを考えるのが好きな人はたまらないはず。かなり自由にレイアウトを決めることができるので、イメージ通りの店舗作りができるはず。

 

個人的にはお金が増える感覚が楽しかった。

お金が初めは全然足りないのに、ある程度の規模になったぐらいから、お金がめちゃくちゃ増える。お金の悩みが「足りない」→「何使えばいい?」に変わっていく。お店が成長したんだな…って味わえる。貧乏人な自分には夢のような体験でうれしい。(でも、現実に戻ったときは「ゲーム内のお金が増えてもな…」と、ため息と一筋の涙がでる)

 

2,000円と言う金額を払う価値があるのかどうかは判断が分かれるところかもしれないが、シミュレーションゲーム好きなら間違いなく買いだと思う。

面白かった。