バイク(125cc超)は「左側寄り通行」「歩行者優先」「横断歩道手前での減速・停止可能速度」を徹底するであったり、標識が無い道路の一般法定速度は現行は原則60km/hだが、生活道路の法定速度は2026年9月1日に30km/hへ変更される予定であったりと法令がやや複雑です。そこでまとめてみました。
要点
- 左側寄り通行と進路変更前の安全確認を徹底する。(e-Gov)
- 横断歩道接近時は「停止できる速度」まで減速し、歩行者がいれば必ず一時停止。
- 生活道路はゾーン30や一時停止が多い。標識・標示の見落としを防ぐ。
- 反則金・点数は小さくない。横断歩行者等妨害や一時不停止は二輪で反則金6千?7千円、いずれも2点。(警視庁)
- 2026年9月1日から生活道路の法定速度が30km/hに変更予定。速度管理を保守的に。
該当条文
| テーマ |
要旨 |
主な根拠 |
| 左側寄り通行 |
車両は原則として道路の中央から左側部分を通行する |
道路交通法18条1項(e-Gov)(e-Gov) |
| 横断歩行者優先 |
横断歩道手前は停止可能速度。歩行者がいれば一時停止し妨げない |
警察庁「横断歩道は歩行者優先」・道路交通法38条等 |
| 歩行者の側方安全 |
歩道等区別のない道路で歩行者のそばは側方間隔確保か徐行 |
愛知県「歩行者保護」道交法18条の解説(愛知県公式サイト) |
| 一時停止の遵守 |
停止線・標識のある交差点等では一時停止し安全確認 |
反則類型(指定場所一時不停止等)と点数・反則金資料(警視庁) |
| 速度規制 |
現行の一般道は原則60km/h。生活道路は2026/09/01から30km/hへ |
警視庁「主な道路の最高速度」 |
| 生活道路の運転姿勢 |
ゾーン30等の区域指定で歩行者優先の速度管理 |
警視庁「ゾーン30とは?」 |
罰則・リスク(代表例)
| 行為 |
典型的な法令・枠組み |
反則金の目安/刑事罰 |
| 指定場所一時不停止 |
反則行為「指定場所一時不停止等」 |
二輪6,000円・2点(状況により過失致死傷は刑事)(警視庁) |
| 横断歩行者等妨害 |
反則行為「横断歩行者等妨害等」 |
二輪7,000円・2点(事故発生で刑事立件の可能性)(警視庁) |
| 信号無視 |
反則行為「信号無視(赤色等)」 |
二輪7,000円・2点(重大事故は刑事)(警視庁) |
| 交差点安全進行不履行 |
反則行為「交差点安全進行義務違反」 |
二輪7,000円・2点(事故の態様次第で刑事)(警視庁) |
実際にあった事例
| 状況 |
経過 |
違反 |
その他 |
| 鳥取県大山町・信号のない交差点で大型バイクと乗用車が出合い頭に衝突 |
乗用車側に一時停止の標識がある交差点で衝突。大型バイク男性が死亡 |
乗用車側の一時停止不履行の可能性(報道段階)。最終判断は捜査・送致後 |
地方部の生活道路交差点。視界と標識確認が鍵(2024年11月14日報道)(TBS NEWS DIG) |
出典
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