125cc超バイク配達員が幹線道路走行中に守る法令と違反リスク

法令

幹線道路は車両通行帯が多く交通量と速度が高い。そんな幹線道路走行時に意識すべき法令についてまとめました。

要点
  • 車両通行帯のある道路は左側通行帯が基本。右側は追越し等が必要な場合のみ使用(e-Gov
  • 進路変更は「みだりに」行わない。合図と後方安全確認を厳守(e-Gov
  • 追越しは方法規定に適合。側方間隔と安全確認の確保が要件(e-Gov
  • 最高速度は標識が優先。指定が無い一般道は原則60km/h(e-Gov施行令
  • 車間距離は急停止でも追突しない距離を保持(e-Gov
  • 走行中の携帯電話の保持は禁止。危険発生時は刑事手続(警視庁
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該当条文

テーマ 要旨 主な根拠
車両通行帯 左側通行帯を基本。右側は追越し等の必要時のみ 道路交通法20条(e-Gov
進路変更の禁止 みだりな進路変更の禁止。標示越えの変更禁止等 道路交通法26条の2(1
追越しの方法 安全側方間隔など方法規定に適合 道路交通法28条(1
最高速度 指定速度が優先。指定無ければ一般道60km/h 道路交通法22条・施行令27条(1
車間距離 急停止でも追突しない距離を保持 道路交通法26条(1
安全運転義務 他人に危害を及ぼさない運転方法・速度を維持 道路交通法70条(1
携帯電話等 走行中の携帯電話保持・画像注視の禁止 道路交通法71条の5の5(1

罰則・リスク(代表例)

行為 典型的な法令・枠組み 反則金の目安/刑事罰
速度超過(一般道・二輪) 反則通告制度 1-14km/h 7000円/15-19km/h 9000円/20-24km/h 12000円/25-29km/h 15000円。一般道で30km/h以上は赤切符(刑事手続)(警視庁
通行帯違反(二輪) 道路交通法20条・反則金 6000円(警視庁
進路変更禁止違反(二輪) 26条の2・反則金 6000円(警視庁
追越し違反(二輪) 28条・反則金 7000円(警視庁
車間距離不保持(二輪) 26条・反則金 6000円(警視庁
携帯電話使用等(保持) 71条の5の5・反則金 二輪 15000円。交通の危険を生じさせた場合は非反則・刑事手続(警視庁

実際にあった事例

状況 経過 その他
北海道・国道337号 片側2車線直線で大型バイクが転倒し運転者死亡(2025-09-28) 走行中に単独転倒。警察が原因を捜査中 幹線道路×大型二輪×走行中の致死例(UHB
山形・国道13号 交差点で右折車を避け大型バイクが転倒し運転者死亡(2024-08-14) 右折車を避けて転倒。右折車運転者を現行犯逮捕と報道 幹線道路×大型二輪×走行中の事例(TBS安管協会

出典

  • e-Gov 道路交通法(20条・22条・26条・26条の2・28条・70条・71条の5の5)
  • 施行令 道路交通法施行令(第27条:法定最高速度)
  • 警視庁 反則行為の種別及び反則金一覧表
  • UHB 北海道・国道337号 大型バイク単独転倒死亡(2025-09-28)
  • TBS 山形・国道13号 大型バイクが右折車回避で転倒死亡(2024-08-14)
  • 安管協会 山形県安全運転管理者協会 公表(右折対直進・大型自動二輪死亡)

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