とある40代一人暮らし男性のブログ

思ったことを思ったままに書く

m-1が全然面白くないことで老いを実感しはじめている

今年もM-1が終わり、年末って雰囲気が出てきたような気がしないでもない。
そんな年末の風物詩と化したM-1。


今年の大会は率直に言えば、面白くなかった。
出ている芸人を批判するつもりもないし、面白かったと言っている人を否定するつもりもない。

ただただ個人的に面白くなかったな…と。


なんとなーく、ここ数年で自分の感覚がズレてきている自覚はある。

恐らく、霜降り明星やマジカルラブリーが優勝したあたりで、「あれ?」という違和感が始まっている。

個人的には、その二組とも面白いとは思ったことがないし、M-1でも面白くはなかった。でも優勝した。世間的にはそれが納得の結果なんだとしたら、きっとそのころから笑いのトレンドと自分の笑いはズレてきているんだと思う。


2023年の大会に関して言えば、爆笑するほど面白かったコンビは1組もなかった。自分でもビックリしている。

単発の「ふふふ」はあるけど、漫才のネタを通して笑いっぱなしというものがなかった。

令和ロマンに関しても同じ。同じどころか、うるさいな…と感じる苦手なタイプの漫才だったので、むしろ冷めて見ていたし、くすりともできなかた。

あーいったギャグっぽいボケを多数連発するのが好きじゃないのかもしれない。

でも、トップ出番優勝という難易度の高い結果の出し方をしたので、世間的には今はあーいった笑いが面白いんだろうな…。感性が完全にずれているな…と。

 

こういう世間と自分の感覚の乖離を感じると、テレビを見ていても「全然面白くない」と親が言っていたことを思い出す。

「これの何が面白いの?」そんな風に聞かれても、何が面白いのか説明するのが面白くないし、言葉じゃない。わからないなら、きっとわからん。

そんな突き放し方をしていたけど、今の自分がまさにそれなんだと思う。

 

この感覚がズレを感じると、もう笑いに関するアンテナやセンサーに自信が持てないので、日常会話の中で笑いを取りに行こうとも思えない。

そうなると、話し相手はますます面白くないと感じるんだろうなとも思う。

でも、一昔前の笑いをやるおっさんって一番なりなくないおっさん像なので、それはできればしたくない。

そう考えると、変に笑いを取りに行かないおっさんになるしかないな…とかまでをM-1を見ながら思っていた。

 

老いるって悲しい。


そういえば、今日、松本人志こと松ちゃんの性的なあれこれの事件がネットでニュースになっていた。

事実かどうかは証拠を見るまでなんとも言えないからそのニュースにはそれほど興味関心はないけど、これで松ちゃんが表舞台から消えたら、日本の笑いに面白いと感じれなくなる気がする。

そうなったとき、テレビやネットで楽しみを見つけるよりも、自分で自分を楽しませる術を持っていることが日常の満足度を左右すると思うので、そういったものを身に着けるしかないな…とか思ったり。


余談だけど、芸人が高級ホテルやタワマンに呼んでごにょごにょするというのは、特段珍しい話じゃないんだけどね。

自分は10年ぐらい前に人づてに聞いていたので、今頃騒ぐんか…ということに驚いたりもした。

だから良いとかではない。なんで今頃何のためにこの話題?ということが気にはなる。