コミュ力が高いにこした事はないと思う。
むしろコミュ力が生きていく上では重要なスキルだと言っても過言ではないかもしれない。
そんなコミュ力、自分は持っていると思っていたけど、どうやらそれは勘違いで、むしろコミュ力がない側だということが生きていく中でわかってきた。
今でもコミュニケーションについて学ぶことばかりだから、それを痛感している。
そんなコミュニケーションの考え方として「スタンスを合わせる」というものがあるとある本で最近学んだ。
信頼されやすい人や成績の良い営業マンに共通しているポイントらしい。
スタンスを合わせることが上手い人はコミュニケーション能力が高いみたい。
どういう事かを本の中の事例を用いてみると、こんな感じ。
営業マンはお客さんに売り込みたいと思っている。でもお客さんは今日は買う気がない。情報だけを得たいと思っている。
ここで「お客さんが情報収集をしたいと感じているのなら、今日は情報提供に徹しよう」とするのが”スタンスを合わせる”ということ。
情報収集をしたいというニーズを満たすことで信用を勝ち得て、その信用を土台にして買いたくなったお客さんと成約する。これが出来る営業マンらしい。
ダメな営業マンはそれでも売り込もうとするのでお客が冷めて逃げていく。
なるほどな…と。
確かにスタンスの不一致はコミュニケーションがうまくいかない。
ブログでもそうかもしれない。
人気ブログは訪問者さんとスタンスを合わせるのが上手い。不人気なブログはスタンスを合わせるのが上手くない。そう言えるかもしれない。
例えば、検索エンジンユーザーのための記事を作成するコンテンツマーケティング。
検索エンジンを利用するユーザーに向けて記事を書くのが基本。では検索エンジンを利用するユーザーは何を求めているのかと言えば、知りたいことを知れるコンテンツ。
簡単に言えば調べものの答えとなる記事を求めている。
だから、そのニーズにこたえる記事を作ることをコンテンツマーケティングでは推奨している。
これはつまり、調べものをしている人とスタンスを合わせることを推奨していると言える。
この記事のように、思っていることをただただ書いているだけのものは、どこの誰かもわからない個人が書いた記事を読みたいと思う人に向けて書いていることになる。
だから、この手のブログでは超絶主観で感情的に記事を書くほうが良いんだと思う。
それがスタンスを合わせることになるはずなので。
そういうことを踏まえると、ブログ運営もコミュ力がある人のほうがうまくいきやすいんだと思う。
(ブログ運営がうまくいった試しがない自分は、やはりコミュ力はない側なんだと再確認)
誰かとの良好な関係を作るには相手のスタンスに合わせる柔軟性が必要だし、誰かと合わないと感じる時には、つきつめるとスタンスの不一致が根本原因かもしれない。
だから、まずはスタンスを揃えようという意識を持つ。
それが繋がりを作る第一歩、懸け橋になるのかもしれない。
現代はそんな意識が日本だけじゃなく、世界で少し不足しているんじゃないかな?
なんてことも思う。